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バーチャル最先端イベント「FAVRIC」[感想・セトリ]

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今回は2019年9月29日に行われた、VRファッションリアルライブイベント「FAVRIC」の感想を書いていきます。

 

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FAVRIC/ニコ生画面

 

favric.jp

 

 

Vtuberがランウェイを歩く」

つまり、「VRで作られた服がファッションとなる時代」が来ました。

この「FAVRIC」というイベントは新しい価値観を産んだイベントだと感じます。

 

通常、服というものはデザイナーがデザインし、それを形に起こし……と膨大な数の工程・人手を必要とします。

ですが、もしも現実世界でARを身に纏うことができる技術が誕生したら、ほぼデザイナーのみで服を創り出すことが可能になってしまいます。

実際に、「服を着ずにバーチャルで試着する」といった技術は作られているので、そう遠くない未来の話かもしれません。

 

それが可能である世界が、現代では「バーチャル」の世界のみであるのが現状ですが、いつ来てもおかしくはないその時代に向けての第一歩と言えるイベントであったといえるでしょう。

 

しかし「Vtuberがランウェイを歩く」だけでは、一般人にとって「ランウェイ」を見る機会は少ない上、現実では無い存在が歩いているのですから、ただ現実味の無い「アニメ」のようなものを見ているような奇妙な感覚になってしまうと思います。

 

そこに付加価値として、一般人にとって身近な「音楽」をライブとして取り込んだことで、仮想・空想のモノをより現実に、身近なものへと近づけることに成功したのではないでしょうか。

 

このイベントは、

「FASHION × VIRTUAL × MUSIC = FAVRIC」

このコンセプトをしっかりと体現した、新時代を作る一枚の生地となったイベントでした。

 

イベント感想

僕はこの「FAVRIC」では「EGOIST」と「花譜」をメインに見て、その他は少しずつ触れたことのあるVtuber達を見てました。

ですので感想は「全体を通して」「EGOIST」「花譜」で分けて書いていきます。

 

全体を通して

ミライアカリのDJから始まった「FAVRIC」。

残念ながらニコ生勢だったのでこの部分は終盤のみしか見れませんでしたが、この時点で会場の熱気は凄いことに。

 

 

 

DJ終了後、「FAVRIC」のメインロゴと共に出演者の紹介・全員がランウェイに登場。

全員が「FAVRIC」用の新衣装を身に纏って登場しました。(ただEGOISTのchellyは見当たらず)

まさにファッションショー。

 

並べられた数十枚のディスプレイを使った演出もかっこよすぎて、それに合わせて登場されちゃうともう限界オタクするしかありませんでした。

 

そこから始まった、全員で歌うオープニング「ロキ」。

 

 

皆が歌っているのがわかる。皆が歌っている、それだけで限界。

 

 

そして時は進み……

アイドル部により、「お願いマッスル」とかいう意外過ぎた選曲。

「サイドチェストォ!」で変わる衣装。これがバーチャルか。

 

 

 

大多数のアーティストが集まるイベントならではのコラボ企画。

ワールズエンド・ダンスホール」がまさかライブで歌われるとは思いもしませんでした。

あのクッソ難しい曲を踊りながら……やべえですねVtuber

 

 

 

そしてライブにしては珍しい、ライブ中にCMが入る演出?なんかもありました。

観客はCMでも十分盛り上がってました。

 

 

ファッションイベントも兼ねていますので皆個性的な服を着ています。 

特に印象に残った衣装として、YuNiの「燃えるドレス」。

 

 

VRならではの空想的なファッションで披露されるライブは、只々「美しい」の一言でした。

 

樋口楓のステージでは、「あれ?ファッションショーだっけ?ロックライブだよねこれ?」って思った程、熱い曲を披露してくれました。

それでありながら、ファッションショーとしても素晴らしい、それでいてバーチャルならではの衣装を身に纏っていました。

 

 

 

そしてラスト。

アンコールが叫ばれ、最後を飾ったRookie’s Runway。

曲はボカロ曲の「Dear」。

ニコニコ動画の中でもかなり古い楽曲となっており、知る人ぞ知る名曲です。

是非、聴いてみて下さい。

 

 

 

そして幕は閉じ……

 

これは「バーチャル版アニサマ」が誕生したと認識でいいのではないでしょうか……!

 

来年こそは現地へ行きたいと思います。。

 

花譜

いつも通り、服の名前がめちゃカッコいい。

 

 

この衣装に身を包み、3曲披露してくれました

 

花譜セットリスト

1.きみがいいねをくれたら/きゃりーぱみゅぱみゅ

2.Plastic Love/竹内まりや

3.魔女/大沼パセリRemix

 

1・2曲目はカバー曲。

「きみがいいねをくれたら」はYouTubeにも投稿されていない新カバー曲です。

明日・明後日辺り投稿されそうですね。

 

 

 

「Plastic Love」はYouTubeに上げられているカバー曲ですが、ライブで披露するのは初めてなんじゃないですかね?

 

 

 

3曲目の「魔女」は、シングル「夜が降り止む前に」でも楽曲Remixを担当した大沼パセリが、「魔女」のRemixを新規制作。初披露されました。

 

少し背景が「EGOIST」っぽい感じがしたのでラストに向けて寄せてきたのかな?って個人的に思いました。髪色も髪型も似てるから……?

 

そして変わる衣装。熱い。これをデザインした人は少年の心をよく理解していると思います。

 

 

EGOIST

 

今回の出演者の中で「バーチャル」に存在はするものの唯一「Vtuber」ではないアクター。

Vtuber」ではないですが、「バーチャル」に生きてきた先人です。

 

それだけ歴史がある訳で、歌唱力もモデルの作りこみも素晴らしい。

正直言って「これがプロなんだ」と思い知らされました。

EGOISTをラストにもってきたのは正解、むしろ持って来ざるを得なかったのだと思います。

 

EGOISTセットリスト

1.prelude~名前のない怪物

2.The Everything Guilty Crown

3.英雄 運命の詩

4.咲かせや咲かせ

 

 

シングル「名前のない怪物」から、「名前のない怪物」へとつながるインスト曲「prelude」を含めた披露でした。

 

 

名前のない怪物」の後MCを挟み、「The Everything Guilty Crown」・「英雄 運命の詩」と連続で披露。

 

英雄 運命の詩」では衣装をチェンジし、Fate/Apocryphaより「ジャンヌ・ダルク」の衣装へ。

 

 

 

あっという間にラストの曲となり本日出演したVtuber達と共に「咲かせや咲かせ」を披露。

EGOISTの始まりから現在に至るまで、バーチャルの始まりから現在までを詰め込んだようなステージでした。

 

 

 

本編セットリスト 

1.        ロキ/全員

2.        ダンスロボットダンス/SIRO

3.        ダダダダ天使/SIRO×アイドル部

4.        お願いマッスル/アイドル部

5.        ワールズエンド・ダンスホール/PPH×もこ田めめめ

6.        P!NG PONG QUEST/PPH

7.        アイドル活動/PPH

8.        千年愛/MZM

9.        Diver×Diver/MZM

10.    hero_/MZM

11.    透明声歌/YuNi

12.    ウタオウヨ、ウタオウヨ/YuNi

13.    Augmentation/KMNZ

14.    VR/KMNZ

15.    MapleDancer/樋口楓

16.    響鳴/樋口楓

17.    きみがいいねをくれたら/花譜

18.    Plastic Love/花譜

19.    魔女/花譜

20.    prelude~名前のない怪物/EGOIST

21.    The Everything Guilty Crown/EGOIST

22.    英雄 運命の詩/EGOIST

23.    咲かせや咲かせ/EGOIST

24.    Dear/ルーキーズ(en)

 

※ピンキーポップヘップバーンとMonsterZ MATEは名前が長いので略称です。

 

 

まとめ

現実には存在せずとも確かにそこに存在する「存在」が、世界で初めてランウェイを歩いた日です。

 

バーチャルでもファッションは楽しめる。むしろバーチャルだからこそのファッションの楽しみ方が存在する。

そんな可能性を見せつけてくれたイベントでした。

 

加えて、「バーチャル」のコンテンツに、また新たな1大イベント「FAVRIC」というものが誕生しました。

来年の開催を楽しみに待ちつつ、「バーチャル」の世界を楽しんでいようと思います。

 

それでは今回はこの辺で。

 

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